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4月の前半にレビューした「幽世ノ災厄ト現世ノ戦姫 ~さやか篇~」の体験版、今回はその製品版のレビュー記事になります、別名、体験版でこうじゃないか?と書いていた部分が当たっていたかどうかの答え合わせ記事。
ネタバレはできる限り避けるようにしますが、製品版のレビューなので…まあ多少のネタバレ許してくだせー。
ネタバレちょっとでも嫌!って方はこちらの製品版記事ではなく、下記の体験版記事をどうぞー。ちなみにこのレビューは体験版記事を読んだ前提で書いているので、もし読んでいない方がいれば体験版記事も合わせて読んでもらえれば幸いです。
アドベンチャー(ストーリー)パート
※ここで書くのはエロを除くストーリー部分です。
公式の記載の通りストーリーに滅茶苦茶力が入っていましたね。
全7章(AVGパート・エッチパート・SRPGパートのセットで1章分)あるし、SRPG部分で突っかかったとはいえ1周クリアするのに約5時間ぐらいかかったからねー。この価格でこのボリュームは凄い。
ただ力が入っていたのは「退魔の力を得たさやかちゃんがハルくんと神さまが協力して、妖怪が暴れた原因を突き止めてそれを退治する」部分。
体験版で書いた通りハルくんとさやかちゃんの仲良くなるみたいな話や、さやかちゃんを庇う~みたいなイベント的なものはほぼないので、エロを除く通常ストーリーは
- 妖怪たちが暴れた原因を突き止めてそれをどうにかする
- 神さまとの会話シーン
上記2つを楽しむのがメインかなーと感じました。
システム(SLG)パート
体験版の予想とは大きくかけ離れた部分。
ただ本編難易度も高いのか?と聞かれると微妙なところ。というのも、エッチを行うことで手に入る陰陽ポイントを使ってさやかちゃんを強化できるんですよ。
強化を行うと新しい技や召喚できる妖怪が増えるので、それによって難易度が低下する可能性はあります。
実際初戦よりも2戦目の方が妖怪の種類が増えて戦いやすかったしね。本編になっても共通して言えそうなことは、プレイ時間は神楽黎明記シリーズより長くなりそうってことぐらい。
半日はかからないと思うけど、2~4時間ぐらいのボリュームはありそう。
プレイ時間1周目クリアで5時間超えたし、後半の6~7戦目は難しくてかなりやり直したし、何一つあたらなかったという。
難しかった理由は主に下記の2つ。
- 1周目の段階だと全部の技や新しい妖怪が召喚できない(たぶん)
- ごり押しが一切できないので、霊脈とボスの倒す方法を構築しないといけない。
1は下記の画像の感じで強化ポイントが足りないのが原因(ラスボス(7章前)の状態です)強化ポイントはエッチパートで手に入るのですが、そのエッチパートを自分から繰り返すことはできないっぽいんですよね…。繰り返す方法があるなら誰か教えて欲しい。
2は1が原因で起きる問題。さやかちゃんの能力を上げて無理やり倒す手段がとれないため、戦い方を考えないとさやかちゃんお供どちらも即倒されます。
SLGとして考えればちょうどいいバランスなんですけどねー。エロゲとして考えるとこの点はいいのか悪いのか迷う。
私の1周目は「水母」と「天狗」と「岩魚坊主」で頑張りました。
特に水母!
水の中移動できるし、回復持ってるしボスの霊力削りできるしと使い勝手が素晴らしい。
倒されても業があまり減らないから捨て駒にも最適(ボソッ)
2021/06/26 追記
2020/06/05に行われたバージョンアップで、フルコンプ機能が実装されていたみたいです。エロを手っ取り早く見たい人や、SLGパート難しい…って人はこちらの機能を使用すると良いかも。
エロパート
みんな大好きエッチシーン。一部CGではハルくんの姿(眼鏡男子)も描かれます。
製品版でみられるエロシーンは
- 物語最初の破瓜シーンで1シーン
- 選択式のエロシーンで16シーン
- バッドエンドで見られるエロの1シーン
の計18シーン。黎明記シリーズとは違い各1シーンで本番系は全裸エロ中心、体位(バック、騎乗位、正常位など)やシチュ(青姦、緊縛)などでシーンが分かれます。
選択式のエロは下記のもの。シーンを見たら次のシーン(縦ライン)で解放されます。
体験版範囲では初々しさ全開でさやかちゃんが手玉に取りつつもお互い一緒に絶頂…的な描写が多かったですが、マニアックエロになるにつれその初々しさは薄くなり、さやかちゃんが淫乱になる描写が増えてきます。
シーンによってはハルくんが責めに回ったり、セリフが多めのエロもあり。
詳細は下記。
ただエロについては目につく部分がいくつかあったり。
例えば回想の回収。どうやら全シーン集めるには周回が必須らしく、最低2周はクリアしないと全て集まらないみたい。2周目以降は最高位の妖怪が召喚できるので1周目よりはサクっとクリアできるものの、それでも神楽黎明記シリーズよりエロを見るのは大変。
ちなみに私は4周しました。
後は「対人和姦」の部分。私はてっきり対人和姦だし幼馴染のキャラだからマニアックになったとしても、イチャラブ中心なのかなーと思ってたのですよ。神楽花莚譚のサカトメ様みたいに、辱めるけど本気で嫌なことはしないみたいな。
それがまさか、さやかちゃんがやめてと懇願無視して犯したり、泣いちゃうぐらい不安にさせてから犯すエロが出てくるとは…。想像してなかった。
もちろんお互い納得済みのSMと考えれば和姦の範囲という考えがなくもないけど…流石に和姦とは思えなかったかなーというのが本音。
後はビッチ(バッド)エンド。快楽堕ちして自分からエッチに貪欲になるのは和姦とは言わないよなーっていう。こんな感じでコンセプトから微妙にずれたエロがあったのが気になる部分。
和姦の定義はみんな違うと思うので、気にならない人は気にならないし、気になる人は気になるはず(と思ってる)
私的には和姦エロを売りにするなら、マニアックなエロだとしてもう少しさやかちゃんの反応はマイルドにした方がいいような気がしましたねー。
まとめ
ストーリーやシステム(SLG)部分は楽しく遊べました。ただエロについては和姦エッチというコンセプトからすると…的な面がちらほらあるので好みが出るかなーと。
私的には対人和姦ではなく対人エロが好みな人向けの作品といったほうが正しい気がします。
案外、神楽シリーズの対人エロが好みだった人がターゲットユーザーだったり…しないか。
DLSite
幽世ノ災厄ト現世ノ戦姫 ~さやか篇~
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